日本の会社に根付く無駄なルール

日本の会社には、まだまだ昔からの慣習となっているルールが根強く残っています。その中には当然のように行われているものの、無駄ではないかと問題視されているものもいくつかあります。

そのうちの一つに、飲みニケーションがあります。飲みニケーションとは、飲むとコミュニケーションが合わさった造語です。飲みニケーションには、お酒を交わし会話をすることで互いの距離を近づけ、普段の仕事をスムーズに進めようという狙いが含まれています。
問題なのは、飲みニケーションを強制的に行う企業もあるということです。行きたくないと感じる人にとって、飲みニケーションはパワハラにあたるのではないかという認識もあります。また、この飲みニュケーションの多くが時間外に開催されていることも問題点として挙げられます。

「自分たちの職場は、社員全員で掃除する」という習慣を持っている会社も存在します。その考え自体は素晴らしいのですが、問題は、掃除時間が就労時間外に設定されており、サービス残業を強いられることが多いことです。掃除が業務範囲内に含まれていることもほぼありません。一見職場がキレイになって良いようにも思えますが、暗黙のルールとして全員強制的に行われていることが問題です。
それより社員は自分の業務に集中して結果を出し、掃除は専門の業者を雇って行う方が効率的であると言えます。掃除に充てていた時間を、スキルアップするための勉強会などの時間に使った方が、無駄がないでしょう。